行く先々に龍神を探すのは既に習い性というやつでして。
いやいや。
とりあえず、筑波山に行った際には龍の文字は見つからず、戻ってから、たとえば、常陸 竜神 などのキーワードで検索すると、出てくるのは常陸太田の竜神大吊橋、歩行つり橋では全国で一番大きいのだそうで。
調べた感じですと、まあ谷に龍がいたっつー話に収斂してしまうんですがー。
深く暗い谷、となると、まあ、そういう気持ちになるのもムリはないかと。
どっちかっつーと、万巻上人と鹿島神宮の方が気になったり。
万巻上人といいますと、箱根の九頭竜神を調伏したお坊さんです。
伊豆、箱根の由来を紐解くと頻繁に出てくる方でして、こちらが、箱根に来る前には鹿島に立ち寄られたと。
鹿島と国栖、転じて九頭です。
なんか関連がありそうだなと思うだけは思うんですが、明確にコレ!というのは特になかったり。
芦ノ湖の九頭竜神社は一度参拝いたしましたが、なんとなくですが、龍神様がいらっしゃるような気持ちがしたのですね。
(オカルト嫌いな方は申し訳ない)
なんかこー、雨が降ったり、チンダル現象でいわゆる天使の梯子なんかを見てしまったから余計に。
さて、万巻上人ですが、出典についてはひどくあいまいです。
尊卑文脈とか、いわゆる正史に名前が出てくる方ではないようで。
(このあたり、弘法大師や行基和尚と一線を画しますな)
でも事実無根な所から伝承が生まれるとは思いがたく、鹿島と箱根、偶々社格の高い神社をもってきたかっただけなのか。ハテ。
したら大宮氷川神社や、諏訪大社でもよかったんじゃないかとも思うんですが、当時の延喜式を見てみないとそのあたりをおしはかるのは難しいかもです。
うーん。
なんか鹿島を中心に色々もやっとしてるんですが、あのあたりの民が果たして出雲系で、いつどうやってあの地まで移住したのか。
(それこそ、熊野の民→海を渡って熱海伊豆、そして千葉県の白浜)みたいなルートが見えないんですよね、感覚的に。
もちっと足を運ぶしかなさそうです。