A6notes

雑記帳に書くように、気軽に書いています。

原田梨花ぶーむ

友人がかつてが好きだった作家さんを本屋で見かけて、文庫なら手軽でいいかな、と、読み始めてイッキに最後まで。 満月の夜 上・中・下 満月の夜 (上) 満月の夜 (上) 原田 梨花 いやいや、おもしろかった。 ごちそうさま。 という気分で、なんとなく別の話も読んでみたくなり、「Black!」も購入。 今どきめずらしい、なーもできない女の子。 の、お父さんが急逝、お母さんは世間知らずで、焼けぼっくいに火がついて、初恋の人と、旦那の四十九日も終わらないうちに再婚。 やりてのお父さんの会社はバブルのあおりで倒産して、実は資産をほとんど自社系列株にかえていて、残されたのは、新築の家を建てた建設費用のローンと、相続税。 お母さんがいるうちはそれでもまだましだったのが、世間知らずのお母さん、ソッコー名義を娘のものに変えてしまったため、今度は莫大な贈与税まで……、な、ヒロインをかまいつつ、いたぶりつつ見守る幼馴染や、顧問弁護士……の話。 の、はずが、あれ? この話、私こないだフィールヤングで読んだぞ。 という展開に。 先日まで連載していた、SEの男の子と女の子の話につながっているではないですか。 雑誌で読んだ時は、女の子の方にそんな過去があるとはつゆ知らず。 ああ、なんて強いお嬢さんかーしらー、とか思っていたのに。 へー、へー、最近は単行本が出る前に文庫になってしまったりするのか。 それはそれでなんとなく寂しいなあ。 まあ、分厚くてイッキに読めたのでよかったのかなー。 読み終わったあと、しばらく気持ちがほかほかしていて、シアワセな気分になれましたとさ。 Black! (下) Black! (下) 原田 梨花