虐殺器官より格段に読みやすかったのは主人公が女性だったのと、ミリタリー
描写が減っているせいなのか?
設定もより未来な世界観でありました。
ちょっと特殊な記述式があるのですが、それが最後の最後でオチにも絡むとは思いませんでした。
ある種のバッドエンドになってしまうのですが、不思議と嫌な印象はありませんでした。どこかさわやかな読後でありました。
とても印象に残ったセリフがあったので引用させていただきます。
なぜ人は何かを書くと思う。
さあ。
文字は残る。もしかしたら永遠に。永遠に近いところまで。