A6notes

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ユディトコンプレックスという言葉のもつ違和感

先日、「ユディトコンプレックス」という言葉を知りました。
wikipediaで見ると、下記のように書いてあります。

女性には強い男に進んで身をまかせたい心理があるとされるが、その一方で自分の操を汚した男を殺したい憎しみとが無意識に存在するとされる

……が、この言葉、参考文献や出典が明記されてないんですよね。

更に、言葉の元となったユディトですが、

ユディト - Wikipedia

寡婦が侵略者を討ち取る話であって、
「強い男に進んで身をまかせたい心理」
なんて、出てこないんですけども……。

語源とのリンクも希薄だし、
「自分の操を汚した男を殺したい憎しみとが無意識に存在する」
概念についても、なんかこう……。

概念ありきで言葉を作ったのか……。

概念を物語に探して単語にするというプロセスで考えた場合に、概念と物語がリンクしていないし、そもそも、この概念って共通認識としてあるのかしら……と。

概念ありきなのならもうちょっとこういう状況というたとえを既存の物語の中に探したいです。