これから抜け出せないと、学習まんが的雰囲気から抜け出せないんじゃないかという気が……。
高田崇史のカンナシリーズを一挙に(っても4冊ですが)読みました。
QEDはまだいいんですよ、ミステリってか、最近探偵役という事すらあいまいになっていて、主人公とヒロインが楽しく旅行してその地にまつわる薀蓄を披露するという諸国漫遊記で。
でも、こちらのシリーズはアクション伝奇(……かどうかはちょっと微妙)のはずなんですが、どうもこう、
QEDと同じまったり感がぬぐい去れないというか。
最新作はそのあたり払拭されているのかもしれませんが、少なくとも戸隠の殺皆までは、途中アクションシーンははさまれるものの、とっかかりとエンディングについては
QEDシリーズと比べて大差ないです。
発想の元になってるア
イデアはいいと思うのですが、「物語」として昇華されきってない感が。(だから学習まんがっぽいような気がするのですけれども)
キャラクターももうちょっとなんとなかならなかったのかな……。(特に女子)
ブクログの感想にも書いたけど、貴湖ちゃんがかなりキツいってか、受け入れがたいです。(好みの問題と言われてしうとそれまでなんですが)
戸隠以降もうちょっとなんとかなるのかなあ……。
あと3冊未読のがあるのですが(鎌倉、
太宰府、出雲)、
QED同様、ガイドブックだと思って読むか……。
まあ、そうすぐには絶版にはならないと思うので、のんびり考えます。
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高田 崇史
講談社
¥ 945
(2009-03-06)
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高田 崇史
講談社
¥ 945
(2010-02-05)
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