A6notes

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彩雲国物語 紫闇の玉座 下巻

上巻のあとがきの通り、登場人物紹介無し!あとがき無し! みっっっしり本文で526p。 確かに下巻だけでも2冊分くらいありそうです。 デビュー作にして、これだけの分量。 そして見事完結って素晴らしいと思います。 人気作家さんになられると、途中別の出版社さんから依頼があったりとか、他のレーベルから別シリーズを出したりとかして、シリーズ中断。 数年のブランクを経て再開。 なんてのもめずらしくない状況でよくぞ! で、あります。 さて、ネタバレ感想は以下へ。 どんだけドSですか、雪乃紗衣先生……。 登場しないキャラは全く登場しないという最終巻。 地の文の中でどうしたこうしたはありましたが、御史台好きな方とか、悪夢の国試組な方達には残念な感じでした。 あと、李絳攸もけっこう微妙だと思う……。あと静蘭も。 ちゃっかり上巻下巻双方で活躍していた燕青とか。 いやいや、実は通しで目立ってたのは旺季様なんじゃないかとか。 あとはあれかな。 悠舜無双キタコレ。 五丞原だけに、羽扇持ってるとかなんて諸葛亮って感じでした。 劉輝は最後までぶれなかったのかなあ……。ある意味。 しかし、最後の決着のつけ方、頭同士のタイマンてどこの暴走族かと。 (皮肉で無く) 絵面的にアリ。 おっけー。 秀麗も最後に超越者がでてきてぱーっと復活とかでなしに、とられたモン取り返すってのはよい落とし所だったのではないかと。 長生きできない。 というのは残念でしたし、秀麗を失う時の劉輝の悲しみたるやすさまじいのですが、外伝で読みたいのは、やっぱり今回の裏番組。 北方遊説する李絳攸、藍州でがんばるタンタンあたりが読みたいのでありました。 あ、あと、世を女性が支えるというのは、元々のテーマだったんですかね。 秀麗に続いて官吏になる女性が出てくるといいなあと思ったら、(説明ではありますが)出てきてくれてうれしかったなあ。