A6notes

雑記帳に書くように、気軽に書いています。

ニワニハニワニワトリガイル

梨木香歩「裏庭」

湯本香樹実「夏の庭―The friends―」

読了。

泣きました。

どちらもです。

心の垢が、ボロボロおちていくような爽快感。

「夏の庭」は特に。亡くなった祖父母の事を思い出しました。

祖父も祖母も、亡くなったのは夏の終わりで、空が高くて、でも暑くて、真っ青な空に吸い込まれるように消えていく煙を。

ただ、焼き場までいけたのは祖母の葬儀の時で、祖父の時は模擬試験があって、試験に行かされた…という、受験生でなく、まだ中学1年だったんですけど、私…。ちょうど祇園祭りの日で、吹奏楽の演奏も実家の隣の美容院の駐車場でやったなあ、とか。私は打楽器だったのでぬけるわけにいかなくて、祖父の亡骸の近くで演奏したあの日の事は、いまだに覚えています。「神話」という、天の岩戸をモチーフにした曲でした。

「裏庭」は、基本線はファンタジーなんですが、出てくるセリフのひとつひとつが胸に響き、そのつどページの端を折っていって五箇所ほど折り跡がついてしまいました。

「自分の傷と真正面から向き合うよりは、似たような他人の傷を批評する方が遥かに楽だもんな」

「…薬付けて、表面だけはきれいに見えても、中のダメージにはかえって悪いわ。傷を持っていることは、飛躍のチャンスなの。だから、充分傷ついている時間をとったらいいわ。薬や鎧で無理にごまかそうなんてしないほうがいい」

あたりは特に好きなセリフです。なんか身につまされました。

夏に読めて本当に良かったです。

となりのトトロ

メイのしりが…。

赤毛のアンのミニーメイ大好きだった私としてはメイのぷくぷくのほっぺとか、たいそうさわりたくなります。

メイの「おねええちゃああああん」

の声を聞くとつい、妹を思い出すんですが、妹は妹でメイは弟に似ている、と言い張ります。どこの家でもそうなのでしょうか…。

実家にはいつ帰ろう、と、夏の夜はふけてゆきます。

あーとりとめがない。

それにしても、日本全国満員御礼は過大広告だと思うんですがいかがでしょうか。JA×Oに言った方がいいですか?

少なくとも私が行った日はガラガラでした。