でもこれ以上は今の私の力量では無理っぽい。
盛り込みたいだけ盛り込んだ…という。
当初の予定と大きく異なってしまったのは紆余曲折をへて謡曲の本を買ってしまったところから。
元はといえば、某遙サイトのために大江山について調べていたのがきっかけで、御伽草子を買ったら、能の大江山との比較がしたくなって、謡曲の本を買い、並びに梁塵秘抄、神楽歌、閑吟集、催馬楽の本を見つけ、閑吟集を読んでいたら謡曲「鞍馬天狗」の一説が出てきた。
かねてから、神隠し繋がりで是非天狗を出したいなーと思ってたんで、じゃあ、鞍馬天狗の本を、と買った謡曲百番に収録されていた「花月」が結果的に使われた…と。
「花月」、というのは、七歳で天狗にさらわれた少年の話。あ、神隠しだ、と思って読んだら、言葉の響きがとてもよろしくて、結果こんなカンジになりました。
が、ひどく皮相的…と申しますか、物語のアルゴリズムを理解した上でとりこむのでなく、字面としてキレイな部分を流用している、という現状になってしまったのは、なんとも力不足であったと。
もういいや、と開き直って龍神祝詞の一節も出してしまいました。
千と千尋の続編小説の中に、年老いた千尋が息をひきとってハクと再会、というエピソードは私の好きな再会話パターンのひとつです。
パクリでなく、オマージュとしてみてもらえるととてもウレシイんですが…。
さて、ほったらかしの暴走劇場を書かねば…。