A6notes

雑記帳に書くように、気軽に書いています。

映画 『聖闘士星矢 LEGEND of SANCTUARY』見てきました

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ネットでネタバレを踏んでしまう前に見てきました。
結論から言って、諸々は私の杞憂であり、
すげーおもしろかったという事。

パンフ買いましたし、
週替わりのプレゼントの為にあと2回くらい通うかもしれません……。

少なくとも私の感想としてはおもしろかったですし、
見て良かったなー。です。

以降はネタバレ


十二宮編を93分にまとめるっていうのがそもそもすげえって話で、
どうやってまとめるのかな、というのが気がかりな部分ではありまして、
どうまとめてもこぼれる部分は絶対出てくるし、人によってはそのこぼれた部分に納得できないって場合もあるんだろうなー、とか思いつつ……。

【こぼれた部分】

・星矢達が城戸光政の実子ではなくて、小宇宙の才能を見込まれた孤児になってるので、一輝のキャラが元からそういう性格という事になっている。
・双児宮、処女宮、天秤宮、天蝎宮、磨羯宮、双魚宮が場面としては存在しない。
 宮としてはあるんですが、シャカは獅子宮まで出張ってきてるし、ミロとシュラは人馬宮まで出てきてるし、双児宮と天秤宮は空気です。
 アフロディーテはサガに倒されてしまうので、瞬VSアフロディーテ、一輝VSシャカ、紫龍VSシュラ、氷河VSミロもまるっとカットです。
 そのかわり、ミロ+シュラVS星矢+瞬、途中から一輝という形に変わってます。

・双児宮が無いので、氷河は積尸気冥界波で紫龍と共に冥界へとばされたところを、カミュによって宝瓶宮へ呼ばれる、という事になってます。

【こぼれたせいで不遇になってしまった人達】

・一輝……唯一のVS黄金聖闘士(しかもシャカ)との対戦が無くなってしまった為、見せ場無し。一応VSシュラってのはありますが、
ぼこられて瞬共々抱えられる……なんて場面が。
・瞬……一輝と同じく。天秤宮のエピソードと、双魚宮のVSアフロディーテが無くなってしまったので、かなり残念な感じに……。
カミュ……VS氷河、ではあったんですが、皆の為に道を開ける、という氷河の気持ちは人馬宮の段階でサガの正体がばれて、十二宮突破自体がけっこううやむやに。……あれ?もしかして、カミュ、犬死に? みたいな感じになってしまってます。
アフロディーテ……サガに一撃で倒される。わりとひどい。

と、まあ、尺を短くする為の工夫はいくつかありましたが、
悪い方には働いてなかったと私は思います。

星矢達が自らの意志で聖闘士になり、アテナを守る、というところに葛藤がなかったんで、
最初の展開が早く、アテナも一緒に(っても金牛宮までですが)、十二宮を進んでたり、と、
お嬢様育ちの「誰か馬になりなさい!」な、ツンケンしたキャラじゃなくなってたのは良かったです。

星矢達の登場する橋のシーンは、青銅聖闘士のまさに見せ場という感じで、とてもよかったです。
氷河の決めポーズに白鳥っぽさがよくでてました……。まあ、あそこは笑うところだったのかな。
聖衣装着シーン、魔方陣みたいなところから聖衣ボックスになって、ボックス含めてトランスフォームするギミックはすばらしかったと。

星矢の腕時計ってあれ聖衣の一部なのかなー。
なんで時計してんのー? と、思ったら、監督監修で商品化されてた……。

キャラクターがわりとコミカルで、
リアクションがすごくアメコミっぽく、そのあたりあまり違和感を感じませんでした。
(単に私がタイバニ好きってのはあるかもですが)

紫龍のキャラ……よかったです。
月刊五老峰って……(あれ、日本語の雑誌っぽかったですが)

デスマスクのミュージカルは完全に監督の趣味なんでしょうが、
私は好きだなあ。
平田広明さんすげえって感じです。

ミロが女性になったのは、ベクデルテストの、
「映画の中で名前がある二人以上の女性がいること」を、クリアするためなのかなーと思ってます。
シャイナさん、魔鈴さんは出てくる隙がなかったですし、
偽アテナも本当の名前は出てないんで。
海外輸出前提なんですよね?

あー、あと、辰巳が島田敏さんだったのがなにげにうれしかったなー。

危惧ポイント、アテナの佐々木彩夏さんもよかったと思います。
神々しさは無いですが、思春期っぽい感じがいいなと。

とりあえず、思いついたところをばばっと書いたところで、
ネットの感想を見に行こーっと。